2007/09/05

【駄文】買収、合併、統合後の企業名

まぁ買収、合併、統合といった企業行動には、いろいろとナーバスな問題が潜んでいるもの。その最たるものが、社名をどうするかという問題だろう。住友銀行とさくら銀行(三井グループ)が合併して発足した三井住友銀行の略称が「SMBC」であるのは、よく知られるところ。日本名は「三井→住友」の順番だが、英名では「住友→三井」となる。似た例には、バンダイナムコホールディングス(略称NBHD)もある。双方の顔を立てるこの方法は、わりと常套手段になりつつある。

で、最近の百貨店業界の動きとして気になるのが「三越」と「伊勢丹」の行方だろう。両社を統合する持ち株会社の商号が「三越伊勢丹ホールディングス」になることはすでに発表済み。私は、未発表の英略称が「IMHD」ぐらいになるような気がしているのだが、真相はいかに。

ちなみに大丸と松坂屋の持ち株会社は「J・フロントリテイリング」、西武とそごうの持ち株会社は「ミレニアムリテイリング」となっている。はなから、子会社の企業名を無視するのもひとつの方法らしい。

2007/09/04

【駄文】松坂屋

経営統合した大丸と松坂屋。折角の機会と思い、両者の歴史を調べていたら興味深い事実にぶつかった。松坂屋という名前の歴史だ。同社のルーツは1611年に創業した『呉服小間物商いとう呉服店』で、その屋号は『いとう屋』。1768年に上野の『松坂屋』を買収して、同地で『いとう松坂屋』となったのだそうだ。これが後に『松坂屋』に改称されたという。

買われた会社の名前が残る…というこの構図。「どっかでみたことがあるな」と思ったら、そうだ『ライブドア』と一緒じゃないか。『ライブドア』もまた買収された会社の名前なのだ(買った方の会社は、オン・ザ・エッヂという名前だった)。ブランド戦略としての会社名の選択が、こんなに昔から行われていたことに、ちょっとした感動を覚えているところだ。

2007/09/03

【駄文】現代用語の年鑑

先週、衝撃のニュースを知った。「イミダス」と「知恵蔵」が、昨年末発行の2007年度版を最後に休刊するそうだ。ネット普及を背景にした部数減が原因らしい。今後、両媒体はネット版を継続させるとのことだ。イミダスと知恵蔵の両者には「お疲れさまでした」と「今後もネットでよろしくお願いします」の言葉をかけてあげたい。

さて、この出来事によって俄然存在感を増したのが「現代用語の基礎知識」。私のような新語マニアにとって、同書はある種の「目印」のような存在だ。ある言葉を調べる際、「その言葉が同書の何年度版から掲載されたか?」を把握することが、その言葉の歴史を知るための「手がかり」になる(もちろんこれだけが答えではないけど)。例えばインターネットという言葉が同書に初めて登場したのは1994年版(19993年末発売)のことだった。ちょうどこの頃は、パソコンでのインターネット利用が可能になった時期にあたる。米国のゴア副大統領(当時)が情報ハイウェー構想を発表したのもこの時期だった。このような情報は「世間やマスコミの期待感が、どのタイミングで盛り上がったのか」を知るための良いヒントになる。

来年創刊60号を迎える同書には、歴史の証人としての役割がある。この役割には、今のところ(あくまで「今のところ」だが)インターネットでは太刀打ちできない価値があるように思う。同書の今後に大いなるエールを送りたい気分だ。

2007/08/29

【駄文】猛暑日(3)

ところで今年は最高気温が35度以上の日だけでなく、40度以上の日も記録されている。前者は今年から正式に「猛暑日」と呼ぶことが決まったのだが、後者にはまだ呼び名がない。今後、これに呼び名が付くことはあるのだろうか? これについて某気象予報士は、出演番組の中で「折角だから名前を付けましょうよ」と提案。彼が提案した言葉が、なんと「酷暑日」だった。なるほど、今や酷暑日は「なかったことにされている」表現なのだ(気象予報士氏が以前からこの表現を知っていたかどうかは別の話)。歴史は「強いもの」によって紡がれるのだな、ということを思い知った。

2007/08/28

【駄文】猛暑日(2)

で、結局、今年は猛暑日が連続した。そのせいでマスコミでは「猛暑日」の文字が数多く躍ることになった。つまり今年は「猛暑」という文字を、例年以上に多く目にしたのだ。そんなわけで私は「ひょっとしたら“酷暑”よりは“猛暑”の連発の方が、気分的にマシだったのかなぁ」などと思い始めている。私の中では「猛暑」より「酷暑」の方が暑苦しい気がするから。気象庁に感謝する気持ちが、少しばかり芽生えたかも知れない。

2007/08/27

【駄文】猛暑日

今年の春から、気象庁は正式な気象用語として「猛暑日」という言葉を導入している。「最高気温が25度以上の日」を指す概念だ。実はこの概念、昨年までマスコミで「酷暑日」と表現されていたもの。真偽は不明だが、私には「気象庁がマスコミの用法を嫌った」風にも見えた。過去には「集中豪雨」がマスコミ用語から気象用語に流入したことがあったので、今回は気象庁が意地を見せたのかも……などと妄想しているところだ。もちろんこれは妄想で、真偽の程は定かではない。

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