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2006/11/17

【コラム】ライブドア問題と新語・流行語大賞

今週、新語・流行語大賞のノミネート語が発表されたことから、直近のエントリーで「ノミネート語の予想」「その結果発表」「来るべき大賞の予想」を展開したわけだが。その作業の中で、ひとつ気が付いたことがあった。「ライブドア問題と新語・流行語大賞」との大いなる関連性だ。といっても「両者の間に黒い癒着が……」という類の話ではない。「両者の間には、深い因縁が存在する」という話だ。

この事件が報じられた際、ワイドショーなどで堀江貴文被告と自民党・武部勤氏との蜜月ぶりが広く伝えられたのだが、実は二人が知り合うきっかけを作ったのが、新語・流行語大賞の授賞式だったのだ。2004年12月、堀江被告は「新規参入」の受賞者として、武部氏は「サプライズ」の受賞者として、同賞の授賞式に参加した。これが二人の出会いだった。後に堀江氏は2005年8月の衆議院選に立候補することになるが、それもこの出会いがなければ実現しなかった出来事だった。

さらに興味深いことには、2005年12月の新語・流行語大賞で、二人が「大賞の受賞者」として再び顔を合わせることになる。堀江被告は「想定内(外)」の受賞者として。武部氏は「小泉劇場」の受賞者として。いわゆるライブドア事件が発覚するのは、それから約一ヵ月後の今年1月の出来事だった。

「ライブドア事件」という言葉は、今年の流行語として記憶に残るキーワードだが、残念ながら新語・流行語大賞にはノミネートされていない。また、民主党などが持ち出してきたキーワード「BLT問題(防衛庁・ライブドア・耐震偽装問題)」もノミネートされず。もっともこの言葉は同じ民主党の「偽メール問題」で立ち消えになったのだが、その「偽メール問題」さえもノミネートされていないのが面白い(良く見ると「捏造」というキーワードがノミネートされており、そこにES細胞の論文捏造問題、耐震偽装問題、偽メール問題が集約されていた)。もちろん「偽メール問題」の主演者は永田寿康氏だが、助演者(に無理矢理させられた登場人物)は他ならぬ、堀江被告と武部氏だった。どうも、この一連の問題に新語・流行語大賞が懲りているような印象を受ける。無理もないこととは思うが。

個々人が堀江被告や武部氏に対して抱く感想は色々あると思う。が、この二年ほどの間に政治・マスコミ・世論が、どれほど彼等の言動に振り回されてきたのかが、この一連の流れを見るだけでも良く分かるのではないだろうか? 改めて「新語や流行語は社会を映す鏡」だと思う。

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