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2006/11/17

【予想】新語・流行語大賞

前回のエントリーでは、新語・流行語大賞ノミネート60語の予想と結果を記したが、このエントリーでは大賞(およびベスト10)の予想を行っておきたい。ちなみに、新語・流行語大賞では毎年12月上旬に最終的な大賞を発表。その際、ベスト10となる10語(順位は付けない)と、大賞となる数語(ベスト10の中から1〜3語程度)を選出する。事前の予想も踏まえた上で、私の考える新語・流行語大賞の最終予想を以下に記しておきたい。各語について、その予想理由や背景なども付記した。括弧内は予想受賞者だ。

■ 大賞:イナバウアー(荒川静香)

鉄板中の鉄板と思われる流行語。後述のハンカチ王子について、大賞を授与しにくいいくつかの懸念材料があることから、相対的に大賞への距離が縮まっているように見える。

■ 大賞:ハンカチ王子(斉藤佑樹)

夏の高校野球を主催した朝日新聞が「Word Of The Year 2006」をこの言葉に対して贈っている。スポーツ報知(2006年9月11日)によると「早実・斎藤佑樹『ハンカチ王子』の『流行語大賞』最有力に日本高野連が待った」とあり、懸念材料となっている。

■ 美しい国(安倍晋三)

今年は政治関連でインパクトのある言葉が少なかった。私が事前に予想していたベスト10候補は「国家の品格」だったが、これは「品格」という語形でノミネートされることに。となると、政治関係では「美しい国」ぐらいしか候補が残らない。この賞は政治ネタを好む傾向があるので、おそらくこの言葉がベスト10に入るのではないか。受賞者本人が現れるかどうかが注目ポイント。(余談だが、昨年の新語・流行語大賞を受賞したのが武部勤[小泉劇場]・堀江貴文[想定内(外)]の2名であるというのが、なんとも皮肉的だ)

■ エビちゃん(蛯原友里)

受賞者の見栄えを考えた上で外せない言葉のひとつ。もちろん、エビちゃん自体が社会現象であったことも間違いない。ノミネートでは「エビ売れ(エビちゃん)」となっているが、これは「エビちゃん」の語形でトップ10入りするのではないかと予想する。この賞では、ノミネート時と大賞時で語形が微妙に変わっていることも多い。

■ エロカッコイイ(倖田來未)

こちらも、受賞者の見栄えを考えた上で外せない言葉のひとつ。言葉の観点から見ても「キモかわいい」「エロかっこいい」などの一連の複合語がトレンドであることは間違いない。倖田來未は、昨年末のレコード大賞を受賞した辺りから、若者以外の層でも認知度が広まったように思う。

■ 下流社会(三浦展)

今回のノミネートでは、いわゆる「格差社会」を表す言葉がいくつかエントリーされている(格差社会、下流社会、下層社会、勝ち組・負け組・待ち組、貧困率)。従って、この分野からのベスト10入りも確実だと思われる。ノミネート語の中では、格差議論のきっかけを作った本語がベスト10に入るべきだろう。

■ 脳トレ(川島隆太)

脳の活性化を謳った商品が大ヒットしたことから、この分野からのベスト10入りも大いにあり得る。ニンテンドーDSのブームも「脳を鍛える大人のDSトレーニング」がなければ存在しなかったかも知れない。受賞者は一連のブームのきっかけを作った川島隆太教授で。

■ 新庄劇場(新庄剛志)

実は事前の予想では「シンジラレナ〜イ」をベスト10として予想していたのだが、ノミネート語の中に「SHINJO」「新庄劇場」の2語を発見したことから、選考委員会の強いバイアスを読み取った次第。確かに日ハム・ヒルマン監督が登場するよりは、新庄剛志が登場する方が絵になりそうだ。今年はWBC、サッカーW杯、冬季五輪などがあり、スポーツ関連のキーワードが数多くノミネートされている。その分、割を食った言葉も多い。

■ デンデンデデンデン[武勇伝](オリエンタルラジオ)

昨年に比べてギャグ・芸人系の流行語が少なかった。昨年のノミネートは、あざーす(アンタッチャブル)、ジャンガ、ジャンガ♪(アンガールズ)、ハイ×5♪あるある探検隊♪(レギュラー)、フォーーー!(レイザーラモンHG)の4語。一方、今年のノミネートは、がっかりだよ!(桜塚やっくん)、デンデンデデンデン(オリエンタルラジオ)、チョット、チョットチョット(ザ・たっち)の3語。このうち来年も確実に残りそうなオリエンタルラジオをベスト10として予想したい。ちなみに、巷間では「新語・流行語大賞を受賞した芸人は大成しない」とのジンクスも聞かれるようになったが、今年の受賞者はどうなるだろうか? ちなみに近年の受賞者は、2005年がレイザーラモンHG、2004年が波田陽区、2003 年がテツandトモだった。

■ メタボリックシンドローム[メタボ](同・診断基準検討委員会)

この言葉だけ受賞者を特定しにくい事情があるため、別の言葉が候補となる可能性もある。但し、言葉自体はオヤジ系の雑誌を中心に好んで取り上げられたことから、流行語としての資格が充分にあると思われる。次点として可能性がある言葉として、ミクシィ(受賞者:笠原健治・ミクシィ社長)、数独(鍜治真起・ニコリ社長)を挙げておきたい。

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