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2006/05/29

【コラム】ネットらぶちゃん

メンズのエントリーで言い足りないことがあった。造語で自己表現する人にこう言いたいのだ。「もしあなたの発言が、社会的に大きな影響を与えるのであれば、あなたは造語の発信を“やや慎重に”行った方がいいですよ」と。でないと、多くの人から失笑を買うことになってしまう。

私が最近その傾向を感じているのは、フジテレビの『スタメン』という番組だ。例えば昨日の放送では「ネットらぶちゃん」という造語を持ち出し、「コミュニケーション系のサイトでバーチャルな恋愛を楽しむ女性」のドキュメントを放映していた。テーマ自体に「今さら」感が強いのだけど、それはさておき。この番組のズルいところは、自分で作り出した造語を、さも「世間ではこういう言葉が流行っているんですよ」という風な体裁で紹介する、その演出にある(辞書風の体裁で、その言葉の定義を説明する演出など)。もちろん「ネットらぶちゃん」などという言葉は、巷で全く利用されていない(5/29早朝でのGoogleの検索数は2件でその両方とも同番組の内容説明)。さらに悪いことには、同じコーナーでは「巷で実際に使用されている言葉」が紹介されることもあり(ミリオネーゼ、おひとりさまなど)、テレビだけを見ている分には「創作であるかどうか」の区別が全く付かない。これは非常にズルい。

もしもマスコミが「漠然とした現象」に対して「的確な言葉」を与えることができ、それが「世間から大きく支持される」のであれば、その表現行為は十分に社会貢献していると思う。おそらく同番組が目指しているのはそういう方向性ではないのか? ならば「もう少し堂々とした演出をすればいいのに」と勿体なく思っているところだ。

追記:オタ姑娘(クーニャン)という言葉を紹介した同番組の映像(5月14日放映分)がYouTubeにアップされていた(その1その2)。明らかな著作権の侵害行為だが、合法的に再放送を紹介できる手段がない以上、このようなソリューションに頼らざるを得ない。これは非常に悩ましく「憂慮すべき」事態だと思っている。

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